実施概要

群馬大学理工学部(桐生キャンパス)において、2025年7月26日(土)に、高校生を対象とした毎年好評の実験体験イベント「群馬大学1日体験理科教室(1日体験化学教室)」を開催いたします。理工学部教員および大学院生とともに、理工学部各プログラムに関連する実験を体験することができます。8つの実験テーマが実施予定となっており、そのうちの1つの実験テーマに参加していただけます。

理科系に興味をお持ちの方、進学に向け実験を体験してみたい方はぜひご参加ください。事前申込みが必要ですので、参加をご希望の方は下方の実験内容をご覧いただき、希望する実験を1つ選択して【参加申込】から申込を行って下さい。白衣・保護メガネは貸し出しますので、準備していただく必要はありません。

1つの実験当たり最大8名参加での実施を予定しております。お申し込み順に参加テーマが決定し、定員に達したテーマは選択できなくなりますのでご注意ください。公平を保つため、定員に達したテーマへの参加者の追加や締め切り後の対応はいたしかねます。

※天候等の状況により、皆様の健康と安全を考慮し、開催を中止・延期する場合があります。最新情報はこちらのWebsite topに掲載いたします。

桐生キャンパスへのアクセスは【こちら】をご確認ください。

2025年度群馬大学1日体験理科教室実行委員会

重要な期日

2025年6月30日 参加申し込み締め切り
参加申込にはGoogleフォームを利用しております。
期日前でも各実験の定員(8名)に達した時点で、そのテーマについては受付終了とさせていただきます。
Googleフォームを通じた申し込みが最も確実ですが、アクセスできない方は下記のお問い合わせ先よりご連絡ください。
ただし、メールの対応が遅れる場合がございますので、ご理解いただけますと幸いです。

実験一覧

食品の色とおいしさ
食品工学プログラム 井上・二宮研究室
食品のおいしさを決める要因として、味、香り、食感、色などが挙げられる。その中でも、色(見た目)はおいしさに直結する重要な要素である。食品の色は食品の品質を表す指標にもなるため、食品の「色」の変化のしくみを知ることは、調理、加工および保蔵に役立つと言える。本テーマでは、食品中に含まれる糖とアミノ酸の反応により生じる色の変化を観察し、食品のおいしさと色について考える。
見えない・聞こえない超音波を“見て・感じて”みよう!
土木環境プログラム 斎藤研究室
高校の物理で波動という分野があります。しかし,教科書で波動を習っても,なかなかイメージしづらいのではないでしょうか?例えば,イルカは超音波という波動で物体の位置や大きさ等を推定すると言われています。身近なところでは,電磁波や地震波も波動です。このような波動は,一般には見たり聞いたりできません。そんな波動を,超音波を題材に一緒に“見て・感じて”みましょう。きっと新しい発見があるはずです。
化学の力で電力を!
材料科学プログラム 白石・畠山研究室
みなさんの中で、電池を使ったことのない人はいないでしょう。化学電池というのは、化学の力で電気を作ったり、逆に電気を化学物質に変えてエネルギーを蓄えたりする電池のことです。化学電池は皆さんの生活の中に深く関係があります。例えば、乾電池やリチウムイオン電池は化学電池です。特に、スマートフォン・モバイルパソコン・タブレット・電気自動車の目覚ましい普及には、化学電池の高性能化が関わっています。皆さんに実験してもらうのは、単純ですがパワーのある化学電池を作ってもらって、その電池から取り出せる電力を実感してもらいます。
DNAを鑑定してみよう
〜DNAの抽出と分離〜

食品工学プログラム 黒沢研究室
遺伝物質であるDNAには、生物を作るために必要な情報に加え、個人に特有の情報も含まれており、事件や事故の捜査では証拠として利用されることがあります。この一日体験化学教室では、細胞からのDNA抽出を体験するとともに、いくつかのDNAサンプルを電気泳動により分離し、パターンを比較することで、同じDNAを含むサンプルは一体どれかを鑑定してみましょう。
遺伝子が簡単に増やせるって知っていた?
応用化学プログラム 武田研究室
私たちは遺伝子を操作することで有用物質を生物で生産する研究をしています。まず、自分たちが操作する遺伝子を取り出すことを体験してみましょう。
赤と青とをくりかえす振動反応
~金属錯体の触媒反応と分光測定~

応用化学プログラム
浅野研究室
私たちの周りには一定の状態を保つのではなく、四季の移り変わり、生命現象としての心臓の鼓動、あるいは弦楽器の弦の振動など、異なる状態間の行き来を周期的に繰り返す現象があります。それが振動現象です。この体験実験では、赤い金属錯体が青に変化し、また赤に戻るという振動現象を観測します。この色の変化は、酸化還元反応に基づいています。溶液の色の変化を分光測定という手段によって科学的に追跡します。普段、私たちが物質の色を感じるしくみやそれらを測定する方法についても説明したいと思います。
見て、触って、感じる高分子材料
材料科学プログラム 覚知研究室
高分子化合物は日常生活には欠かせない材料です。たとえば、ペットボトルや服にはポリエステルが、スーパーの袋にはポリエチレンが、タイヤのゴムにはポリイソプレンが使われています。このように幅広い分野に活用されている高分子に関して、分子レベルで直感的に学びます。様々な“仕掛け“により、”高分子とは何なのか?”を講義形式のみならず実験を通じて、一緒に体感します。
チョコレートの美味しさを科学する
応用化学プログラム 奥津研究室
チョコレートはカカオバターという油脂の結晶です。カカオバターの結晶は6種類あり、美味しい結晶は2番目に安定な結晶です。チョコレートを融かし、冷やして固めただけでは美味しい結晶になりません。この実験ではチョコレートの結晶の物理化学を勉強し、美味しい結晶だけを選択的に作るテンパリングというテクニックを行います。この実験を通して結晶成長について学びます。

お問合せ先

E-mail 群馬大学理工学部 1日体験理科教室実行委員
神谷厚輝 kamiya@gunma-u.ac.jp